社会福祉法人 寿康会

COOPERATION

社会福祉法人 寿康会

特別養護老人ホーム徳風園 施設長 室伏 和彦

町の高齢化への貢献が
求められる仕事。

私たち「特別養護老人ホーム 徳風園」は「社会福祉法人 寿康会」が昭和57年にここ小山町上野に開設した施設です。現在の富士小山病院開設者にあたる「田治 直康氏」がもともとあった施設を買い取り、運営を開始。そのタイミングで私も入職しまして、以降「介助員」「生活相談員」「事務員」そして「事務長」を経て、2015年より施設長を務めているところです。事業としてはこちらに入所されている約50名の方々への対応のほかに、在宅支援事業(デイサービス、ホームヘルプ、ショートステイ、居宅介護支援事業)を介護保険事業として実施しています。この他にも高齢化が進む町の状況を鑑み、たとえば介護予防事業で「元気塾」の開設や車椅子対応車の貸し出しなど町と協力しさまざまな施策にも取り組んでもいるところです。私個人としては施設長として施設の経営について考える立場でもあります。しっかりとした経営を進め、来るべき将来の施設改築に関する費用を作ることも大切ですし、未来を託せる人材の育成も求められます。この町の高齢者福祉を担う中心的立場でもあるという自負とともにいまと将来を見渡して事業に取り組んでいます。

今も昔もずっと住みやすい小山町。
ただ時代にあった支援の拡充は
重要だと思う。

37年小山町に住んでいます。住み始めた頃と比較すれば社会成熟にあわせてこの町も公共インフラなど当然発達し充実してきたなとは思います。また外部の方にどう映るかはわかりませんが、決して町自体は衰退しているようにも思わないというのが本音ですね。金太郎が生まれた町であり、富士山もある。お米もおいしいければ水もきれいです。町としては今も昔も住みやすい町であることに変わりはないですね。ただ、前でも申し上げたとおり高齢化という意味で町に変化は起こっています。若いうちは車の運転ができるので支障ありませんが、車の運転ができない高齢者がこの先増えていく中で町としてそういう方々の生活サポートは必要になっていることも事実ですね。買い物に行きたくても行けない、簡単には移動ができない、そんな方々とどう向き合っていくべきかについては真剣に向き合わないといけないタイミングになっていると思っています。

人口が増えれば、「見守りの手」も
生まれる。

「だんだん昔のように体が動かなくなって、都会にでた子供に帰ってきてほしい気持ちはある。だけど、迷惑かけたくないからそうとは言えない」。これがこの町の高齢者の一つのケースだったりします。そんなケースが増えれば増えるほどに私たち事業者がその部分を担っていくことにはなるわけですが、それよりも可能であればやっぱり多くの方に帰ってきてほしいですね。定年退職した後でもいいですし、今進んでいる町の都市開発で若い人が帰ってきてくれたらさらにうれしい。老人の住む家のそばに新しい家族の家が建てば「見守りの手」が生まれるんですね。コミュニティもできるんです。この町の人口が増え、お互いを思いやれる人情味もある町になる、そうなれたら町はもっと素敵になるのではないかと思っています。